いぼ痔を自宅でこっそり治したい!そんな時はボラギノールで治るのか?治らない!?

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私が病院にも行かず、人知れずこっそりいぼ痔で悩んでいた頃、いぼ痔を治す方法でまっさきに頭に浮かんだ「痔にはボラギノール」でお馴染みのボラギノールについて、私のお尻が感じとった効果を体験談としてお伝えします。

いぼ痔は非常につらい症状なので、市販薬で治ることが最善です。でも本当なのか知りたい!

そんな、いぼ痔に悩む方の参考になれば幸いです。

いぼ痔の恐怖に打ち勝ち、いぼ痔手術系(ほぼ)ノンフィクションサイトの主役を務めることになった千葉県出身の伊保 治郎(43)です。

伊保 治郎(43)
伊保 治郎(43)

「いほ はるろう」と読みます。(「いぼじろう」ではありません!)

いぼ痔手術の最前線で、いぼ痔完治に身を捧げた伊保 治郎の、イボのない生活を追求した軌跡をお届けするため、この「いぼ痔サポートセンター」を立ち上げました。

このページの情報はイボ痔による不具合を改善したい筆者(患者)が、治療を受けるか判断するために調べた情報を非医療従事者である筆者個人の見解でまとめた記事で構成されています。従って筆者が見聞きした情報源の正確性の保証はもとより、誤訳・誤解釈による見解が述べられている可能性があることを予めご了承ください。

目次

私の見解:ボラギノールは重症度(や症状)によっては効果がでない!

まず私の体験談で救われる方がいるかもしれませんので、いぼ痔の市販薬の役割を理解しておいていただきたいです。

私は肛門を診せに病院へ行く勇気がなかなか出なかったので、ボラギノール等の市販薬を神のような存在として妄信し1年ほど課金ました。

いぼ痔を患い苦しんだ私の経験上、試したボラギノールや類似する医薬品すべて、残念ながら満足できる効果を感じることはできませんでした。

そもそも素人では内痔核なのか外痔核なのか判別できないことがある

私は、内痔核もあるけど外に痛いイボがある(気がする)から「外痔核」もあると考えていたのですが、実際に診察を受けたところ、内痔核が肛門から飛び出ている状態だと言われました。

内痔核は基本的に粘膜上にできたイボなので内側にある分にはそこまで痛くないそうです。

これも予備知識として学んでいたのも、私には外痔核がないと思わせた理由の一つです。

内痔核が痛む理由は、飛び出たことによって粘膜と皮膚の境目も伸びてしまい、皮膚が引っ張られるからだそうです。

思い出すだけでお尻がムズムズしてしまいます。

直腸脱や肛門ポリープの場合もあるので、自己判断は怖いなと思いました。

いぼ痔が治る市販薬について

市販薬は、いぼ痔の症状を緩和するために使われるもので、いぼ痔そのものを治す薬ではありません。また、市販薬には、主に外用薬と内服薬がありますが、どちらも仮によく効いたとしても一時的な効果しか期待できません。

ここでいう「いぼ痔を治す」とは、病院で言う「いぼ痔を治す=根治」なので、それは外科的な手術をすることを指します。(ジオン注射でも完治はしないと病院で言われました)

とはいえ、(私を含め)市販薬で痔を治そうとしているステージにいる人にとっては、いまお尻の周囲で起こっている痛み、腫れ、出血、かゆみ、などが治まってくれることを「痔が治る」と考えていると思います。

そんな症状の緩和が期待できるだけのものが、いわゆるボラギノールの類の市販薬です。

外用薬:座薬や軟膏

ボラギノールA坐剤 ボラギノールA注入軟膏 ボラギノールA軟膏など、誰もが連想するアレです。

外用薬には、ステロイドやかゆみ止め、痛み止めなどの成分が含まれているものが多く、いぼ痔の炎症や症状を抑えてくれることになっています。しかし、常時出た状態のいぼになってしまうと、市販薬ではもはや手には負えないレベルのようです。

座薬の使い心地は「硬くて痛い」

いぼがあるのに座薬は入るのか?と不安に苛まれるかもしれませんが、出るものが出るのでこの程度のサイズのものはすんなり入ります。慣れれば特になんてことはないです。

私のように外痔核か内痔核か名称は分からないけど、押し込んだら肛門の中に納まる痔なら座薬が使いやすいと思います。

注入軟膏の使い心地は「漏らしそう」

注入軟膏は先端が柔らかめのプラスチックなので逆に入れるときに最初は痛そうで怖いです。少しにゅるっと出してから使うと使いやすいです。

一般的には内外痔核に塗るのに使うものらしいです。

軟膏の使い道は「とくにない」

軟膏は塗るだけなので一見優しいですが、実際使う段階に来ると指でどうやって塗るのか問題が出てきますので、購入前に冷静に考えたほうが良いです。

一般的には外痔核に塗るのに使うものらしいです。

いぼ痔市販薬の伊保流使い方

座薬は固形物なので硬いです。なので、私は座薬の滑りを良くするために手で温めたりして少し柔らかくして(溶かして)から使っていました。(柔らかくしすぎると押し込めずに潰れて使い物にならなくなります)

薬量が増えてしまうのでお勧めはしませんが、軟膏(注入軟膏)を座薬に塗って滑りを良くして使っていたこともあります。

手術前の末期の状態では、外に飛び出た内痔核は内側に押し込めなくなっていたので、押し込めるうちはギリギリボラギノールなどの市販薬で生活できなくはないのだと思います。

座薬・注入軟膏・軟膏の使い分け方

私はいぼ痔患者としてのプロを1年ほど経験していますので、その期間で使い分け方をある程度身につけることができました。

使い方や使い分け方が薬剤師さんや医師的にアリかナシかまでは分かりません。

いぼ痔で座薬を使うメリット・デメリット

歩くと出てくる説から就寝前に使うことが想定されていそうですが、気分的に長持ちしそうなので通勤時等の日中にあえて使用するのも良いと思います。なにより飛び出たイボをついでに押し込むのにも役立つ硬さがあるので、なんだかんだ一番使い勝手が良かったです。

いぼ痔で注入軟膏を使うメリット・デメリット

座薬と比較すると注入軟膏は圧倒的に入れやすいです。しかし、漏れてくる心配がつきまといます。(熱でさらに溶ける)そして薬を中に入れるのは簡単なので素人にはお勧めしやすいものの、いぼを押し込む能力を備えていないデメリットをどう捉えるか次第では使い道がありません。

私は歩くときにお尻の割れ目がネチョネチョしている気がしてあまり好きではなかったです。

いぼ痔で(塗る)軟膏を使うメリット・デメリット

注入軟膏の大容量パックと考えて良いと思います。(成分はわかりませんが)

私は、いぼ痔に直接塗る行為が恐ろしく感じたので実践することはありませんでした。なので座薬投入時の潤滑油として活躍してもらいましたが、注入軟膏も持っていたのでほとんど消費することなく役目を終えました。

人によっては大容量なのでコスパに優れたいぼ痔薬と感じる方もいると思います。

内服薬

ボラギノールEPです。

内服薬には、漢方薬や静脈血管叢エキスが含まれているものがあり、いぼ痔の根本的な改善や血行促進に効果が期待できると聞いたので、自宅でいぼ痔をこっそり治す座薬の追い薬としての効果を狙って飲んでいました。

しかし、漢方ゆえ長く飲み続けてようやく効果を実感するような薬なので、1箱(16包)試したところでなんの変化も感じませんでした。

1日2包なので1箱8日分です。

念のためもう2回ほど買いました(計3箱)が、価格が1包あたり180円と高額だったので早々に見切りをつけました。

あと1箱買ったら違う感想だったのかもしれないと思いたいです。

内服薬は外用薬に比べて時間をかけて効果が現れるため、症状がつらい時にはまったく役に立ちません。また、漢方薬なので効果以前の問題として味を受け付けない人もいると思います。

いぼ痔に使う製品の種類別比較表

製品としてはボラギノールのみですが、用途別に分類しました。

スクロールできます
ボラギノールAボラギノールMボラギノールEP
特徴いぼ痔・きれ痔による痛み・出血・はれ・かゆみに効果を発揮するいぼ痔・きれ痔による痛み・かゆみに効果を発揮する血液循環を改善し、いぼ痔・きれ痔による痛み・出血・はれ・かゆみなどの症状を改善する
ステロイドプレドニゾロン酢酸エステル
有効成分プレドニゾロン酢酸エステル
リドカイン
アラントイン
ビタミンE酢酸エステル
リドカイン
グリチルレチン酸
アラントイン
ビタミンE酢酸エステル
ボタンピエキス
セイヨウトチノキ種子エキス
シコン水製エキス
ビタミンE酢酸エステル
剤形坐剤注入軟膏軟膏坐剤軟膏顆粒
痔の種類と適正剤形内側の
いぼ痔
【内痔核】
外側の
いぼ痔
【外痔核】
きれ痔
【裂肛】
1日使用回数1〜2回【注入】
1〜2回
【塗布】
1〜3回
1〜3回1〜2回1〜3回2回

市販薬を使用しても出血や痛みが治まらない場合や、肛門からいぼが出てきてしまう場合は、市販薬では効果が出ない可能性が高いです。そのような場合は、早めに医師に相談することをおすすめします。

ボラギノール以外の市販薬の効果は?

ボラギノール以外にも、大手製薬メーカー製のいぼ痔薬や、ドラッグストアのPBのようないぼ痔薬など、探せば種類はいろいろあります。

効果や効能、成分の違いなどは素人なので書き控えますが、ひとつ言えることはどれを使っても多少の実感差はあれど、満足できる結果にはならいのではないかな?と思います。

メンソール系の成分が入っている座薬は私には不向きでした。

いぼ痔の市販薬に課金した総額は?

領収書を捨ててしまったので正確なことは書けませんが、ざっくり月に6,000円~10,000円分ぐらいのいぼ痔薬を1年弱も買っていたようです。

どう考えても1ヶ月で肛門科病院に駆け込むべきでした。

参考までに市販薬の値段と処方薬(3割)の値段をリスト化しておきます。おおよそ1ヶ月分です。

1日1回使用として値段
ボラギノール坐剤4,500円
ボラギノール注入軟膏6,000円
1日1回使用として値段
プロクトセディル坐薬900円
ボラザG軟膏900円

診察料や処方料を加えても、病院に通う方が圧倒的に安上がりなことがお分かりいただけたのではないでしょうか。

私が通っている横浜の肛門科の専門病院(松島病院)では、再診時の診察・処方料は1,000円~1,500円ぐらいです。数回に1度、血液検査があるので、その時は3,000円ぐらいです。

いぼ痔はボラギノールで治るのか?

私のいぼ痔にはボラギノールで対応できませんでした。

市販薬はあくまで対処療法であり、根本的な解決にはなりません。いぼ痔を予防するためには、便秘や下痢を避けることや食生活の改善などの生活習慣の見直しが大切です。

私は、肛門科の病院に通う決断をするまでの約1年間、ボラギノールなどの市販薬をいろいろ試しました。

既にいぼ痔について調べている方ならお気づきだと思いますが、いぼ痔の軟膏などには「10日使って治らなければ病院へ」といった文言が書かれていますので、市販薬を試し続ける必要性もなければ、1年も使うことがそもそもありえない症状だったわけです。

費やした金額をあらためて考えてみたら7~8万円は使ったのかもしれないです。

でも、そのぐらい病院のお世話になる事に抵抗があったのです。

皆さんのいぼ痔ステージがどのレベルか分かりませんが、放置しても現状維持できれば御の字、市販薬では根治しないことを踏まえて、どんな選択をするか決めたらよいと思います。

ところで、そんな皆さんといぼ痔の悩みを共有するため、うたを作りました。

いぼ痔サポートセンター テーマソング(仮)

この歌は、イボ痔の悩みや苦しみを共感し、イボ痔を乗り越えようというメッセージを伝える歌です。この歌でイボ痔で悩んでいる人が少しでも希望を持てばと思っています。

痛みと共に~イボ痔を乗り越えて~
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