入院してから10日が経ち、すでに20食近い入院食を食べましたが、いまだに毎日違う料理が続いています。
松島病院の栄養士さんは、痔になるに至った不健康な人々の食育を真剣に考え、私たち患者の楽しみになるバランスの良い食事を考えてくれているのでしょう。
そんな私は食べることが楽しみで、毎回ワクワクしながらトレイを受け取ります。
入院生活中、常にお尻の痛みと闘っていますが、食事の時間だけは幸せを感じます。
いぼ痔の恐怖に打ち勝ち、いぼ痔手術系(ほぼ)ノンフィクションサイトの主役を務めることになった千葉県出身の伊保 治郎(43)です。
「いほ はるろう」と読みます。(「いぼじろう」ではありません!)
いぼ痔手術の最前線で、いぼ痔完治に身を捧げた伊保 治郎の、イボのない生活を追求した軌跡をお届けするため、この「いぼ痔サポートセンター」を立ち上げました。
このページの情報はイボ痔による不具合を改善したい筆者(患者)が、治療を受けるか判断するために調べた情報を非医療従事者である筆者個人の見解でまとめた記事で構成されています。従って筆者が見聞きした情報源の正確性の保証はもとより、誤訳・誤解釈による見解が述べられている可能性があることを予めご了承ください。
入院11日目(手術後8日目)の朝食を紹介
入院11日目の朝食より前の献立と食べた感想はこちらのページで公開しています。
入院11日目(手術後8日目)の献立を紹介
同じ部屋の患者さんは手術後8日前後で退院していきます。だから、これからの私は完全に部屋の古株です。でも、松島病院ではベッドごとにカーテンで仕切られているので、他の患者さんと仲良くなる機会はありません。こっそり煙草を吸いに出かける患者さん同士は仲良さそうでした。
第28食:昼食は「煮込みうどん定食」
ひとりだけ2周目突入なので、麺類から始めることにしました。
選んだ献立は、煮込みうどん、おろし酢和え、デザートの「煮込みうどん定食」です。
日本の冬にぴったりの温かくてヘルシーなメニューでした。
どこかの工場で小麦粉と水で作った麺をだし汁で煮込んだ煮込みうどんは、豚肉とお麩とカマボコ、ねぎ、ほうれん草をトッピングして具だくさんに仕上げてありました。出汁の使い方が得意な松島病院らしく、旨味のあるだし汁が絶妙にマッチしていて、一口食べると体が温まりました。
豚肉はウデ肉かもしれません。脂肪分が少なくてタンパク質が豊富で、お麩は食物繊維が多くて腸内環境を整える効果があるのでトッピングに採用されたのだと思います。カマボコは魚肉の旨味が凝縮されていて、ねぎは風邪予防に効果的な成分が含まれているので集団生活では重要な存在です。鉄分やカルシウムなどのミネラルが豊富なほうれん草で、貧血や骨粗しょう症の予防にもなったと思います。
副菜のおろし酢和えは、大根おろしと鶏むね肉を酢と砂糖で和えた一品でした。さっぱりとした味わいで、煮込みうどんの油分をさらってくれます。大根おろしには消化を助ける酵素やビタミンCが多く含まれており、胃腸の活動を今日も活発にしてくれます。
デザートの葛餅は、もちもちとした食感で、黒蜜ときな粉とのハーモニーが抜群でした。喉越しが良くてうどんで温まった喉元を涼しくしてくれました。
黒蜜にはカルシウムやマグネシウムなどのミネラルが多く含まれており、貧血や便秘の改善に役立ちます。きな粉にはタンパク質や食物繊維が豊富で、満腹感を高める効果があります。
そんな「煮込みうどん、おろし酢和え、デザート」の組み合わせは、炭水化物やタンパク質、ビタミンやミネラルなどの栄養素がバランスよく摂れるので、健康にも美容にも良いだけでなく満足感も高いメニューだったと思います。また、温かい料理やさっぱりした味付けで冬の寒さや、乾燥した室内でカサカサになった肌を潤してくれたような気がしました。
第29食:夕食は「酢鶏定食」
麦とろごはん、酢鶏、みそ田楽、かき玉スープの「酢鶏定食」は、中華風と和風の組み合わせが面白くて美味しいメニューです。
もちもちとした食感と香ばしい風味をプラスした麦とろごはんは、白米に麦を混ぜて炊いたご飯にとろろ(山芋)をかけて食べます。前回同様に松島病院の麦とろごはんは、ふっくらとしたご飯とねっとりとしたとろろが絶妙にマッチしていて、一口食べると口の中でとろけました。
メインの酢鶏は、鶏肉を揚げて甘酢に絡めた中華料理の定番「酢豚」のアレンジメニューです。松島病院の酢鶏は、鶏肉よりもパプリカがたっぷりで甘酢の味付けがさっぱりしていて食欲をそそりました。
副菜のみそ田楽は、焼き豆腐とナスに味噌ダレをかけた松島病院風のレシピで仕上がっていました。松島病院のみそ田楽は、豆腐とナスの柔らかさと味噌ダレのコクが調和していて、優しい味わいでした。
1週間を過ぎると、お尻の痛みもあってストレスが溜まってきます。しかし、味噌ダレには味噌やみりんなどが入っており、みりんに含まれるアミノ酸やビタミンB群などの栄養素が、疲労回復やストレス解消に繋げてくれているような気になり、リフレッシュすることができました。
スープのかき玉スープは、卵と水溶き片栗粉をだし汁に入れて火を通した中華風のスープです。松島病院のかき玉スープは、卵のふわふわとした食感とだし汁のうま味が感じられるシンプルな味付けでした。
そんな「酢鶏定食」は、麦とろごはんと味噌に腸内環境が改善されます。また、酢鶏やみそ田楽にはタンパク質やビタミンB群などが多く含まれており、筋肉や皮膚の生成に必要な成分も補給できる、栄養バランスが良くて満足感の高い夕食となりました。
入院12日目(手術後9日目)の献立を紹介
第30食:朝食は「野菜入りスクランブルエッグ定食」
ごはん、野菜入りスクランブルエッグ、ゴマドレ和え、ふりかけ、味噌汁、牛乳の「野菜入りスクランブルエッグ定食」は、洋風と和風のミックスが楽しい1日の始まりにぴったりの逸品です。
ふっくらとしたごはんに丸美屋の野菜ふりかけをかけたものは、野菜の色と香りが食欲をそそる一品です。今日の松島病院のごはんは、粘り気がありながらもさらっとした食感で、ふりかけとよく絡みました。
メインの野菜入りスクランブルエッグは、この入院で2度目です。松島病院の野菜入りスクランブルエッグは、卵のふわふわとした食感と野菜ミックスの食感が楽しめるだけでなく、優しい味付けにケチャップを付けながら食べられるので、シンプルながら美味しかったです。
そんな「野菜入りスクランブルエッグ定食」は、ごはんや野菜入りスクランブルエッグによって炭水化物やタンパク質などの栄養素がバランスよく摂れるので、エネルギー源となる成分を補給でき、また、ゴマドレ和えや味噌汁にはビタミンやミネラルなどが多く含まれており、免疫力を高める効果や血液サラサラ効果が得られました。牛乳でカルシウムやビタミンDなども摂取できたので、とても満足感の高い朝食だったのではと思います。
第31食:昼食は「ハンバーグ定食」
五穀ごはん、ハンバーグ、芋の煮ころがし、あえ物、味噌汁の「ハンバーグ定食」は、ワンパク男子の心を満たせる昼食です。
もちもちとした食感と香ばしい風味をプラスした五穀ごはんは、白米に雑穀を混ぜて炊いたご飯です。松島病院の五穀ごはんは、ふっくらとしたご飯と雑穀の歯ごたえが絶妙にマッチしていて、一口食べると栄養がしっかり摂れている感じがしました。
五穀には食物繊維やビタミンB群などの栄養素が豊富で、腸内環境を整える効果や血糖値の上昇を抑える効果があります。
メインのハンバーグは、豚肉がメインのように感じました。玉ねぎを混ぜて形成し、ソースはケチャップ主体のもので子供向け洋風料理です。松島病院のハンバーグは、家で食べるハンバーグのような味わいで美味しかったです。
ソースのトマトケチャップはリコピンやビタミンCなどの栄養素が豊富に含まれており、抗酸化作用や美肌効果が期待できるのでありがたかったです。
副菜の芋の煮ころがしは、じゃがいもと人参をだし汁と醤油で煮込んだ肉無しの肉じゃがでした。松島病院の和食は特に出汁の旨味が十分に引き出されているので、本当に美味しいです。
第32食:夕食は「肉とごぼうの味噌煮込み定食」
ご飯、豚肉とごぼうの味噌煮込み、ニラ炒め、お浸し、牛乳寒フルーツソースの「肉とごぼうの味噌煮込み定食」は、和洋折衷のバランスの良い夕食でした。
ふっくらとした白米は、豚肉とごぼうの味噌煮込みの味によく合います。豚肉とごぼうの味噌煮込みは、豚肉とごぼうを醤油と少量の味噌で風味豊かに煮込んだ料理です。松島病院の豚肉とごぼうの味噌煮込みは、豚肉が柔らかくてジューシーで、ごぼうがシャキシャキしていて食感が楽しめました。グリーンピースの緑色も食欲を掻き立てます。
味噌にはイソフラボンやビタミンKなどの栄養素が含まれており、骨粗しょう症や動脈硬化の予防に効果があると言われています。
副菜のニラ炒めは、ニラとニンジンなどの野菜を炒めたシンプルな味付けですが、ニラの香りが強くて爽やかで美味しかったです。
ニラにはビタミンAやカルシウムなどの栄養素が多く含まれているので、そろそろ食べたかったので良かったです。
お浸しは、さっと茹でたほうれん草をだし汁と醤油でかるく漬け込んでありました。おかかがたっぷりかかっていて美味しかったです。
デザートの牛乳寒フルーツソースは、牛乳を固めたプリンにフルーツソースをかけたものです。松島病院の牛乳寒フルーツソースは、牛乳寒がなめらかで甘さ控えめでとても美味しかったです。オレンジ色のフルーツソースはジュレのようで酸味と甘みが加わり満足度が高かったです。
今日は2回も牛乳でカルシウムが摂取できたので骨が丈夫になったのではないかと思います
入院13日目(手術後10日目)の献立を紹介
第33食:朝食は「鮭塩焼き定食」
ご飯、鮭塩焼き、ピーナッツ和え、味付け海苔、味噌汁、牛乳の「鮭塩焼き定食」は、日本の伝統的な朝食に牛乳をプラスした献立です。
朝からふっくらとした白米と、鮭塩焼きの塩気と味付け海苔の香ばしさは私のような生粋の日本人の口によく合います。鮭にはオメガ3脂肪酸やビタミンDなどの栄養素が豊富に含まれており、血液や骨の健康に良いと言われています。そんな鮭塩焼きの塩分は病院ならではの薄味ですが、鮭の身がふっくらとしていて皮がパリパリで美味しかったです。大盛の大根おろしも美味しくいただきました。
副菜のピーナッツ和えは、ピーナッツとほうれん草と人参を砂糖と醤油で甘く和えたものでした。細かく砕かれたピーナッツが時折カリカリとして食感が楽しめました。
今さら牛乳を言及するのもどうかと思いますが、牛から搾った乳です。松島病院ではタカナシ乳業のパック牛乳を提供してくれるので、ストローで一気飲みできます。
第34食:昼食は「豚オイスターソース炒め定食」
ご飯、豚オイスターソース炒め、切干大根煮、もずく酢、ゼリーの「豚オイスターソース炒め定食」は、松島病院風のさっぱり中華な味付けが楽しめた昼食です。
小松菜やニンジン、タマネギがメインの豚オイスターソース炒めは白いご飯によく合います。豚オイスターソース炒めは、松島病院の豚オイスターソース炒めは、もしかすると豚肉を湯通ししてから調理していたかもしれません。適度に脂や油が減らされていて美味しかったです。
副菜の切干大根煮は、切干大根と人参などをだし汁と醤油であっさりと煮付けてありました。滋味深い切干大根にはビタミンCやカルシウムなどの栄養素が多く含まれており、風邪や骨粗しょう症の予防に効果があると言われています。
デザートのゼリーは、果汁を固めたものです。松島病院のゼリーは、果汁の風味が強くて甘酸っぱくて美味しかったです。
ゼリーには水分やビタミンCなどの栄養素が含まれており、喉の渇きや美肌効果に良いと言われています。
第35食:夕食は「鶏の竜田揚げ定食」
五穀ごはん、鶏の竜田揚げ、かぶあんかけ、生姜和え、味噌汁はの「鶏の竜田揚げ定食」は、この入院中に1、2位を争うほど食べたかった献立です。残すところあとわずかな入院生活に色どりを添えてくれる、揚げ物好きにはたまらない夕食となりました。
松島病院の五穀ごはんは、黄色いアワが豊富に含まれていて、ふっくらとしたご飯と雑穀の歯ごたえは病みつきです。
待望だった鶏の竜田揚げは、鶏肉に片栗粉をまぶして揚げたカリカリしんなりなものでした。さすがに揚げたてではありませんが、鶏肉はまだ暖かく、口の中にジューシーな肉汁がほんのり溢れて最高でした。
入院後、串カツ以来2度目となる揚げ物は、待ちに待った唐揚げでした。揚げ物は油分が多くて健康に良くないと思われがちですが、適度に摂るとビタミンEやオレイン酸などの栄養素が摂れるので、週に1回は余裕で許容範囲だと思います。
副菜のかぶあんかけは、かぶをだし汁と片栗粉でとろみをつけたシンプルな料理ながら、だし汁がしっかり染み込んでいてカブの甘みが引き出されていて美味しかったです。
入院14日目(手術後11日目)の献立を紹介
入院14日目以降の献立と食べた感想はこちらのページで公開しています。
食事内容で胃腸は整うらしい
食生活改善で胃腸の調子が良くなるという話、まことしやかに囁かれているだけだと思っていたのですが、もしかすると本当かもしれないです。
イボ痔手術の経過を(ほぼ)ノンフィクションで公開!
私(伊保 治郎)のイボ痔手術の治療前から完治まで、入院で体験した日々を克明に紹介しています。よろしければご覧ください。
ただ、指示通りに水分を定期的にのんでいたり、飲酒してなかったり、定時に3食食べて胃腸を動かしていたり、病院が出してくれるごはんとおやつ以外はなにも食べていなかったりするので、食事の献立以外にも改善しそうな対策が豊富に施されている状況なので、何が有効なのかはちょっとわかりません。
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